水道水が使えるウォーターサーバーおすすめ9選!月額と選び方を比較

水道水を注ぐだけで使えるウォーターサーバーなら、定額のまま残留塩素やPFASまで取り除いた水を、冷水も温水もいつでも使えます。

ただし機種は補充型と直結型に分かれ、月額や浄水性能、最低利用期間がそれぞれ違います。暮らし方に合わないものを選ぶと、縛りが長くて解約金がかかったと後悔しがちです。

そこで本記事では、おすすめ9機種を月額・浄水性能・縛りで横並びにし、一人暮らしや赤ちゃん、料理など使い方ごとに合う1台がわかるように整理しました。電気代や解約金を含めた本当の総額、契約前に潰しておきたい不安にも触れます。

読み終えるころには、自分の暮らしに合う水道水のウォーターサーバーを、料金と縛りに納得したうえで選べるようになります。

目次

水道水が使えるウォーターサーバーおすすめ9機種を比較

結論から言うと、迷ったらまず次の9機種を見比べてください。安さで選ぶならLocca litta、縛りを避けたいならウォータースタンド ピュアライフ、浄水力ならエブリィフレシャス tallが軸になります。

順位ではなく、実績や入手しやすさ、縛りの幅で選んだ横並びの比較です。自分の条件で読んでください。

機種名月額(税込)タイプサイズ除去物質数最低利用期間
エブリィフレシャス tall3,300円補充型床置き46種類3年
ハミングウォーター flows3,300円補充型床置き31種類2年
ウォータースタンド ピュアライフ3,300円補充型床置き21種類なし
ViVi Water long3,300円補充型床置き50種類3年
Locca litta2,580円補充型卓上29種類5年
Locca Slim-RⅡ2,900円補充型床置き29種類5年
クリクラ feel free putio3,140円補充型卓上21種類1〜5年
ウォータースタンド アイコン4,400円直結型卓上21種類なし
ウォーターワン クリア3,300円補充型床置き21種類3年

安さ重視なら2,000円台のLocca、家族で料理にも使うなら1日の浄水量が多い床置き、補充の手間をなくしたいなら直結型という形で、表から候補を3つほどに絞れます。以下で1台ずつ中身を見ていきます。

エブリィフレシャス tall

項目内容
月額料金3,300円(税込)
タイプ補充型・床置き
除去物質数46種類(PFAS対応)
温度設定6段階(冷水・ECO冷水・常温・ECO温水・温水・高温水約90℃)
最低利用期間3年

エブリィフレシャス tallは、浄水力とデザインを両立したい人が選ぶ床置きの定番です。

46種類の不純物を除去でき、環境省の目標値の10倍濃度のPFASでも99.9%以上取り除けると試験で確認されています。数字の裏付けがあるので、水質に神経質な家庭でも安心して使えます。

温水はECOの70〜75℃で赤ちゃんのミルクに、高温水の約90℃でカップ麺やコーヒーにと使い分けられます。

縛りは3年とやや長めです。すぐ解約するかもしれない人より、デザインと浄水力を重視して長く使う人に向きます。

ハミングウォーター flows

項目内容
月額料金3,300円(税込)
タイプ補充型・床置き
除去物質数31項目(PFAS対応)
浄水量1日あたり約7.5L
最低利用期間2年

料理にもたっぷり使いたい家族には、ハミングウォーター flowsが合います。1日約7.5Lを浄水でき、飲み水だけでなく鍋やスープにも気兼ねなく使えるからです。

出水口は女性の平均身長に合わせた高さで、ワイドトレイには鍋をそのまま置けます。腰をかがめずに注げるので、毎日の給水がつらくなりません。

再加熱機能と3段階のチャイルドロックも備わっています。

弱点は、給水タンクのフタが全開にならず、すみずみまで洗いにくい点です。とはいえ縛りは2年と短めなので、長期契約に不安がある人でも始めやすいでしょう。

ウォータースタンド ピュアライフ

項目内容
月額料金3,300円(税込)
タイプ補充型・床置き
除去物質数21種類(JIS17+JWPAS4、PFAS対応)
浄水量1日あたり約9.3L
最低利用期間なし(解約金0円)

初めてで合うか不安な人は、ウォータースタンド ピュアライフから試すと失敗がありません。最低利用期間がなく、解約金も0円だからです。撤去も無料なので、合わなければやめられます。

NASAが技術特許を持つナノトラップフィルターを含む2本で、1日最大9.3Lを浄水します。大家族や料理が多い家庭でも容量が足りなくなりにくいです。

給水型で初めてのコック除菌とUV-LED殺菌を備え、衛生面の評価も高くなっています。

ただし再加熱機能はありません。熱湯を頻繁に使う人は、後述のハミングウォーターやクリクラのほうが向きます。

ViVi Water long

項目内容
月額料金3,300円(税込)
タイプ補充型・床置き
除去物質数50種類(PFAS対応)
温度設定6段階(冷水・ECO冷水・常温・ECO温水・温水・高温水約90℃)
最低利用期間3年

除去物質数の多さを最優先するなら、ViVi Water longが候補に入ります。家庭用品品質表示法の対象12物質を含む50種類を除去でき、PFASにも対応します。

引き出し式のタンクで給水がしやすく、UV殺菌でタンク内も清潔に保てます。エコモード使用時の電気代は約330円/月からと、床置きの中でも省エネです。

支払いはクレジットカードのみという制約があります。口座振替を使いたい人は申し込み前に確認してください。

縛りは3年で、早期解約金は40,000円です。

Locca litta

項目内容
月額料金2,580円(税込)
タイプ補充型・卓上
除去物質数29種類(PFAS対応)
本体サイズ幅23cm×奥行34.7cm×高さ50cm
最低利用期間5年

とにかく月額を抑えたい一人暮らしには、Locca littaが向きます。月額2,580円、6年のお得プランなら2,380円と、業界最安クラスの価格に収まります。

幅23cmとスリムで、キッチンカウンターや寝室にも置けます。それでいて29種類を除去し、PFASにも対応するので、価格の割に浄水力は十分です。

注意したいのは縛りの長さです。最低利用期間は5年、お得プランは6年で、途中解約の違約金も高くなっています。常温水と再加熱はないため、長く使う前提で安さを取りたい人向けです。

Locca Slim-RⅡ

項目内容
月額料金2,900円(税込)
タイプ補充型・床置き
除去物質数29種類(PFAS対応)
温度設定冷水・温水・再加熱
最低利用期間5年

安い床置きで再加熱も使いたいなら、Locca Slim-RⅡが選択肢になります。月額2,900円と床置き最安クラスながら、再加熱やUV殺菌、エコモードまでそろっています。

ミネラル成分は残しつつ、残留塩素やPFASを含む29種類を除去します。縦長のスリムな形なので、床置きでも圧迫感が出ません。

同じLoccaのlittaとの違いは、床置きで容量が大きく、補充の頻度が少なくて済む点です。家族で使うならこちらが楽でしょう。

縛りは5年と長く、早期解約の違約金も高めです。

クリクラ feel free putio

項目内容
月額料金3,140円(税込、あんしんサポートパック460円込み)
タイプ補充型・卓上
除去物質数21種類(PFAS未検出と公表)
温度設定6段階(冷水・ECO冷水・常温・ECO温水・温水・再加熱約85〜87℃)
最低利用期間1〜5年

衛生面が一番の心配なら、クリクラ feel free putioを選びましょう。年に1回サーバー本体をまるごと新品に交換してくれるからです。

取水口の直前にUVランプがあり、給水の直前に殺菌します。冷水タンク内だけで殺菌する一般的な方式より、口に入る瞬間まで清潔さを保ちやすい仕組みです。全操作ロックもあり、子どものいる家庭でも安心です。

PFASはろ過能力試験で未検出(検出限界1ng/L未満)と公式が公表しています。

注意点は費用です。あんしんサポートパック(月460円)への加入がほぼ前提で、電気代も他社より高めなので、トータルではやや割高になります。

ウォータースタンド アイコン

項目内容
月額料金4,400円(税込)
タイプ直結型・卓上
除去物質数21種類(JIS17+JWPAS4、PFAS対応)
本体サイズ幅18cm×奥行34cm×高さ38.5cm
最低利用期間なし(解約金0円)

給水の手間をゼロにしたい人には、水道直結型のウォータースタンド アイコンが合います。水道管とつなぐので、タンクへの補充がいらないからです。

業界初のタンクレス設計で幅は18cmしかなく、狭いキッチンにも収まります。縛りなし・解約金0円で、定期メンテナンスはなく6か月ごとのフィルターを自分で交換します。

ただし月額4,400円と補充型より割高です。設置工事が必要で、置ける場所も水道の近くに限られます。賃貸の場合は設置できるか先に確認してください。

ウォーターワン クリア

項目内容
月額料金3,300円(税込)
タイプ補充型・床置き
除去物質数21項目(JIS17+JWPAS4、PFAS対応)
浄水量1日あたり約10.5L
最低利用期間3年

大容量を求める家庭には、ウォーターワン クリアという手もあります。1日約10.5Lを浄水でき、今回紹介した中でも容量はトップクラスに入ります。

ナノトラップフィルターを2段階で使い、JIS17項目とJWPAS4項目の計21項目を除去します。PFASにも対応し、フィルター代は月額に含まれます。

運営はガス大手のサイサンです。知名度が低く口コミは少なめですが、運営元とフィルター技術の点では心配しすぎなくてよいでしょう。

候補を絞れたら、次は自分の暮らし方ごとにどれが向くかを見ていきます。

使い方別に選ぶ水道水ウォーターサーバー

どれも良く見えて選べないときは、置き場所と用途、予算のどれを優先するかで考えると決まります。ここでは一人暮らし、赤ちゃん、料理、安さ重視の4つのケースで候補を絞りました。

複数当てはまる場合は、縛りと予算を先に決めると残りが自然に絞れます。

一人暮らしで省スペースに置きたい人向け

一人暮らしなら、幅23cmのLocca littaが置きやすい1台です。キッチンカウンターの端や寝室の棚にも収まる細さだからです。

卓上型はタンクが小さく、補充の頻度は上がります。ただし一人分の消費量なら数日に一度で足りるので、手間として気になりにくいでしょう。

置けるか不安なら、設置予定の場所の幅を実際に測ってから選んでください。

赤ちゃんのミルク作りに使いたい人向け

赤ちゃんのミルク作りには、6段階の温度を持つエブリィフレシャス tallが使いやすいです。ECO温水の70〜75℃でお湯を用意でき、湯冷ましの時間を短くできます。

深夜の授乳でもお湯を沸かさずに済むため、寝不足のときの負担が減ります。誤操作を防ぐチャイルドロックがある機種なら、いたずらの心配もありません。

水の安全性については、除去性能の高いモデルを選ぶと安心です。詳しくは記事後半のよくある質問でも触れます。

料理に水をたっぷり使う家族向け

家族で料理にも使うなら、1日の浄水量が多いモデルを選びましょう。ハミングウォーター flowsは約7.5L、ピュアライフは約9.3L、ウォーターワン クリアは約10.5Lを浄水できます。

水の使用量は、飲み水だけなら1日3L程度、料理にも使うなら10L程度が目安です。家族の人数と照らして、足りる容量を選んでください。

補充がきつそうなら、大容量タンクのモデルか、補充のいらない直結型に寄せるのも手です。

とにかく月額を安く抑えたい人向け

月額を最優先するなら、Locca littaの2,580円かLocca Slim-RⅡの2,900円が候補です。卓上ならlitta、床置きならSlim-RⅡと、置き場所で分けられます。

ここで注意したいのが、安さの代償です。どちらも最低利用期間が5〜6年と長く、途中でやめると違約金がかかります。短期で使うつもりなら、月額だけ見て飛びつくと総額で損をしかねません。

選ぶ軸が見えたら、次に共通の判断ポイントを押さえておきましょう。

後悔しないための水道水ウォーターサーバーの選び方

選ぶときに見るべき軸は5つです。設置環境、サイズ、浄水性能、機能、そして縛りです。なかでも設置環境と縛りを先に決めると、合わない機種をふるい落とせます。

各軸は前半の比較表の列とつながっています。気になったら表に戻って見比べてください。

補充型か直結型かを設置環境で決める

最初に決めるのは、補充型か直結型かです。工事の可否と置きたい場所で答えが変わります。

項目補充型直結型
給水方法タンクに手動で注ぐ水道管から自動給水
工事不要必要
設置場所コンセントが届けば自由水道の近くに限定
手間補充がいる補充不要
賃貸置きやすい大家の確認が必要

賃貸で工事ができないなら補充型が無難です。直結型は原状回復できることが多いものの、大家や管理会社への確認が必要になります。現在は補充型が主流で、選べる機種も多くなっています。

床置きか卓上かを置き場所の広さで決める

次に床置きと卓上のどちらにするかです。容量と設置スペースのどちらを取るかで決まります。

床置きはタンクが大きく、家族での利用に向きます。卓上はコンパクトで、一人暮らしや省スペースで使いたい人に合います。単身から2人なら卓上で足り、家族なら床置きが安心です。

設置場所の幅・奥行・高さを事前に測っておくと、届いてから置けないという失敗を防げます。

除去物質数とPFAS対応で浄水性能を見る

浄水性能は、除去物質数とPFAS対応の2点で見ます。除去物質数は20〜50種類と幅があり、JIS規格でどこまでカバーしているかが目安です。

ただし数の多さだけで選ぶと判断を誤ります。健康への影響が心配されるPFAS(PFOS・PFOA)に対応しているかが、実質的には重要だからです。

PFASが気になる人は、対応をうたう機種を選んでください。物質そのものの詳しい話は、記事後半のよくある質問で補足します。

温度設定と再加熱、エコモードを使い方で選ぶ

温度まわりの機能は、自分の使い方に紐づけて選びます。誰がいつ使うかで、必要な機能が変わるからです。

ECO温水の70〜75℃はミルク作りに、再加熱の90℃前後はカップ麺やコーヒーに役立ちます。熱湯を使う頻度が低いなら、再加熱はなくても困りません。

エコモードを使えば、電気代を月数百円ほど抑えられます。長く使うほど効いてくる差です。

最低利用期間と解約金の条件を契約前に確かめる

最後に、必ず確認したいのが縛りと解約金です。ここを見落とすと、後悔のもとになります。

最低利用期間は1年から6年まで幅があり、途中解約の違約金は1万〜6万円ほどかかります。初めてウォーターサーバーを使う人ほど、合わなかったときの逃げ道が大事です。

縛りなしのピュアライフやアイコンなら、月額がやや高くても、合わなければやめられる安心があります。

選ぶ軸のうち、いちばん重い「お金」は月額だけでは見えません。次に総額で見ていきます。

水道水のウォーターサーバーにかかる費用の内訳

水道水のウォーターサーバーは、月額だけで判断すると見誤ります。電気代やフィルター代、解約金まで足した総額で考えるのが安全だからです。

ここでは費用の中身を分け、宅配型やペットボトルと比べてどれだけ得かまで見ていきます。

  • サーバーレンタル代(月額)
  • 電気代
  • 水道代
  • フィルター代
  • 初期費用
  • 解約金

月額料金の相場は2,500〜3,500円

月額の相場は2,500〜3,500円です。卓上の安い機種で2,500円前後、標準的な床置きで3,300円前後と考えてください。

多くの機種はフィルター代と配送料が月額に含まれます。とはいえ一部に別途かかるケースもあるので、申し込み前に何が含まれるか確認しておくと安心です。

見落としやすい電気代とフィルター代

月額に含まれないのが電気代です。機種により約330〜800円/月と差があり、エコモードを使えば抑えられます。

フィルター代は月額に込みのことが多いものの、別途請求の機種もあります。月額が安く見えても、フィルター代が別なら総額は変わります。ここも事前に確かめてください。

解約金と初期費用も合わせて確認する

初期費用は0円の機種が多く、最初のハードルは低めです。

問題は解約金です。縛りの年数に応じて1万〜6万円かかり、利用期間によっては縛りなしの機種のほうが総額で安く収まることもあります。短く使う見込みなら、月額の安さだけでなく解約金まで足して比べてください。

宅配型やペットボトルと比べてどれだけ安くなるか

水を多く使う家庭ほど、定額の浄水型が得になります。使った分だけ払う宅配型やペットボトルと違い、追加費用がかからないからです。

形態月額目安(4人家族)特徴
浄水型約2,500〜3,500円定額で使い放題
宅配型約6,000〜8,000円超使った分だけ水代がかかる
ペットボトル使用量しだい買い置きと運搬の手間がかかる

飲み水が中心で量が少ないなら、月数百円の浄水器でも足りる場合があります。料理にもたっぷり使うなら、使うほど宅配型との差が開く浄水型が得です。

コストに納得できたら、次は水道水がなぜ安全な水に変わるのか、仕組みも確かめておくと安心です。

水道水をろ過して使うウォーターサーバーの仕組み

水道水のウォーターサーバーは、自宅の水道水をサーバー内のフィルターでろ過して使います。普通の水道水との違いは、不純物を取り除く点と、冷温の水がすぐ出る点の2つです。

仕組みを知っておくと、安全性の根拠やタイプ選びの理解が深まります。

高性能フィルターで残留塩素やPFASを取り除く

フィルターは、水道水に含まれる次のような不純物を取り除きます。

  • 残留塩素(カルキ臭の原因)
  • カビ臭
  • トリハロメタン
  • PFAS(PFOS・PFOAなど)

日本の水道水は水質基準を満たしており、そのまま飲んでも安全とされています。それでもろ過するのは、カルキ臭をなくしておいしくするためと、健康への影響が心配されるPFASを減らすためです。基準クリアの水を、さらにもう一段きれいにするイメージです。

冷水・温水・常温水をいつでも使える

サーバー本体に冷却と加温の機能があるので、ボタン一つで適温の水が出ます。機種によって冷水・温水・常温水・高温水と段階が異なります。

お湯を沸かす手間がなくなるため、コーヒーやお茶、赤ちゃんのミルクの準備が早くなります。常温水が出る機種なら、薬を飲むときや体を冷やしたくないときにも使えます。

この温度調節こそ、浄水器との大きな違いです。詳しくは次の章で比べます。

水道水補充型と水道直結型の2タイプがある

水道水のウォーターサーバーは、給水方法で2タイプに分かれます。補充型はタンクに手で水を注ぎ、直結型は水道管から自動で給水します。

いま主流なのは補充型で、工事がいらず手軽です。どちらが自分に合うかは、前半の選び方で表にまとめたので、迷ったらそちらを見返してください。

仕組みがわかると、よく比べられる宅配型や浄水器との違いも整理しやすくなります。

水道水タイプと宅配型・浄水器の違い

水道水タイプを選ぶ前に、宅配型や浄水器とどう違うかを押さえておくと納得して決められます。どちらも一長一短で、向く人がはっきり分かれるからです。

宅配型ウォーターサーバーとの違い

宅配型は、天然水やRO水のボトルが定期的に届くタイプです。水道水タイプとは次のように違います。

項目浄水型宅配型
水の種類水道水をろ過した水天然水・RO水
料金体系月額定額で使い放題使った分だけ水代がかかる
ボトル交換不要必要(12kgなど重い)
保管不要予備ボトルの置き場所がいる
月額目安(4人家族)約2,500〜3,500円約6,000〜8,000円超

水を多く使う家庭やコストを抑えたい人は、浄水型が向きます。一方、天然水の風味を楽しみたい人や、災害用に水をストックしたい人は宅配型が合います。味と備蓄の点では宅配型に分があります。

家庭用浄水器との違い

浄水器も水道水をろ過する点は同じです。いちばんの違いは、温度調節ができるかどうかです。

項目ウォーターサーバー浄水器
コストレンタル代・電気代・水道代水道代・フィルター代
温度調節できるできない(常温のみ)

浄水器は常温の水しか出ませんが、月数百円から使えてコストは安く済みます。冷温の水がいらないなら、浄水器でも十分です。

逆に、お湯や冷水をすぐ使いたいなら、ウォーターサーバーのほうが日々の手間を減らせます。

他の選択肢と比べたうえで浄水型を選ぶなら、得られるメリットも改めて整理します。

水道水ウォーターサーバーを使うメリット

水道水のウォーターサーバーには、家計と手間の両面で利点があります。前半で見た比較や選び方を踏まえ、ここでは決め手になる3つを押さえます。

定額で水を使い放題になる

月額が固定なので、どれだけ使っても追加費用がかかりません。増えるのは水道代の数十円程度です。

宅配型のように今月は水代が高いと気をもむこともなく、家計の見通しが立てやすくなります。

重いボトルの交換や保管がいらなくなる

宅配型で負担だった作業が、まとめてなくなります。

  • 12kg級ボトルの受け取り待機
  • サーバーへのセット(力仕事)
  • 予備ボトルの保管と空ボトルのゴミ出し

特に高齢の方や、重いボトルを持ち上げるのがつらかった人にとっては、毎日の負担がぐっと減ります。

料理や赤ちゃんのミルクに気兼ねなく使える

定額なので、料理にもきれいな水を惜しまず使えます。お米をとぐ、パスタをゆでる、スープを作るといった場面でも費用を気にせずに済みます。

赤ちゃんのミルクなら、70℃前後の温水で素早く作れて、湯冷ましの時間も短くなります。深夜の授乳でお湯を沸かさずに済むのも助かります。

便利な反面、弱点もあります。後悔しないために正直なデメリットも見ておきましょう。

契約前に知っておきたい水道水ウォーターサーバーのデメリット

水道水のウォーターサーバーには、知っておくべき弱点が3つあります。どれも対処法があるので、許容できるか見極めてください。

天然水のようなミネラルの味は楽しめない

ろ過するのはあくまで水道水です。産地ごとの風味やミネラル感は出せません。

ただしカルキ臭や塩素臭は取り除かれるので、水道水をそのまま飲むよりはすっきりした味になります。おいしさの点で満足する人は多いです。

補充型はタンクへの給水がいる

補充型は、定期的にタンクへ水を足す必要があります。水道から離れた場所に置くと、運ぶのが面倒に感じることもあります。

取り外せるタンクなら蛇口で直接水を入れて運べますし、キッチンの近くに置けば手間は小さくなります。補充そのものを避けたいなら、直結型に寄せるのも一つの方法です。

断水したら備蓄水としては使えない

水道水を使う仕組みなので、断水するとタンクに残った分しか使えません。宅配型のように未開封ボトルを備える使い方はできません。

災害に備えるなら、別にペットボトルの水を用意しておきましょう。普段は浄水型、断水時はペットボトルと使い分ければ、無理なく備えられます。

弱点も理解したうえで導入するなら、長く清潔に使うためのお手入れも知っておきたいところです。

水道水ウォーターサーバーを衛生的に保つお手入れ

水道水のウォーターサーバーは、簡単なお手入れで清潔さを保てます。機能に任せられる部分と、自分でやる部分を分けて考えるのがコツです。

サボると雑菌やカビが増え、水の味も落ちるので、無理のない範囲で続けてください。

UV殺菌や自動クリーニング機能の有無を見る

衛生機能があると、内部のお手入れがぐっと楽になります。代表的なのは次の機能です。

  • UV-LED殺菌
  • 自動クリーニング
  • コック除菌

これらがあれば、サーバー内部は自動で清潔に保てます。ただし外側の拭き掃除までは自動になりません。機能任せにし過ぎないようにしましょう。

タンクや給水口を定期的に洗う

自分で行うのは、水に触れる部分の掃除です。給水口や水受け皿、取り外せるタンクを定期的に拭いたり洗ったりします。

補充型なら、給水タンクを週に1回ほど水道水ですすぐと清潔に使えます。どこを洗えばいいか迷ったら、口に入る水が通る場所と覚えておくとよいでしょう。

フィルターは交換時期を守って取り替える

フィルターは交換時期を守るのが大事です。目安は約7〜9か月に1回で、多くの機種は新しいものが定期的に届きます。

交換せずに使い続けると、ろ過の力が落ちて味も悪くなります。届いたフィルターと取り替えるだけなので、手間はかかりません。

基本の使い方がわかったら、最後に細かい疑問をまとめて解消しておきましょう。

水道水のウォーターサーバーで自分に合う1台を選ぶ

ここまでの内容を、選ぶときのポイントとしてまとめます。

  • 水道水タイプは定額で残留塩素やPFASを除いた冷温水を使え、おすすめは前半の比較表の9機種
  • まず設置環境(補充型か直結型か)と縛りを決め、次に容量と浄水性能で絞る
  • 一人暮らしは安い卓上、赤ちゃんや料理には温度設定と容量が充実したモデルが合う
  • 月額だけでなく電気代と解約金を含む総額で判断し、水を多く使うほど宅配型より得になる
  • 味・補充・災害時の弱点は対処法とセットで理解すれば後悔を防げる

まずは前半の比較表で、安さ・縛り・容量のどれを優先するか決めてください。気になる機種が見つかったら、公式サイトで月額と縛りの条件を確認するのが次の一歩です。

よくある質問

水道水をろ過したサーバーの水はまずいですか

水道水を直接飲むよりはおいしく感じる人が多いです。カルキ臭や塩素臭が取り除かれるためです。

ただし天然水のような風味はありません。また、フィルター交換を怠ると味が落ちるので、交換時期は守ってください。

水道水のPFASは本当に除去できますか

PFAS対応の機種なら、高い割合で除去できます。たとえばエブリィフレシャスは、環境省の目標値の10倍濃度のPFASでも99.9%以上除去できると試験で確認されています。

ただし、すべての機種が対応しているわけではありません。PFASが気になるなら、対応をうたう機種を選んでください。

赤ちゃんのミルクに使っても安全ですか

残留塩素や不純物を除去した水なので、ミルク作りに使えます。70〜75℃のECO温水があれば、湯冷ましの時間も短くできます。

調乳の適温やお湯の使い方は、利用する粉ミルクや機種の案内に従ってください。

賃貸でも水道直結型は設置できますか

原状回復ができれば設置できることが多いです。分岐水栓の取り付けは元に戻せるためです。

ただし大家や管理会社への確認は必要です。不安なら、工事のいらない補充型を選ぶと確実です。

電気代は月にいくらくらいかかりますか

機種によりますが、目安は約330〜800円/月です。エコモードを使うと、月数百円ほど抑えられます。

電気代が気になるなら、エコモード搭載で消費電力の低い機種を選びましょう。

フィルターを交換しないとどうなりますか

ろ過する力が落ち、水の味や安全性が下がります。汚れをためたフィルターでは、不純物を十分に取り切れなくなるためです。

交換は届いたものと取り替えるだけです。手間は小さいので、時期が来たら早めに替えてください。

レンタルと買い切りはどちらがお得ですか

長く使うなら、多くの人はレンタルのほうが無難です。買い切りは初期費用が安い反面、故障や経年劣化の修理費が自己負担になるからです。

レンタルなら無償メンテナンスや本体交換のサポートを受けられます。最低利用期間を過ぎたら新機種に乗り換える使い方もできます。